旦那が鬱になった話:お薬編
薬物療法いまむかし。
少し前のことだけど、
「日本でも海外と同じ進んだ医療を!
そうだ、精神疾患には多剤併用療法だ!
日本の上限量は海外から見たら少ない!
もっと多くてもいい!」
みたいな風潮があったと思います。
わたしみたいな末端医療職にも感じられるくらい。
でも2014年、1回の処方で4種類以上の抗精神薬を処方すると、原則お医者さんは貰えるお金が少し減ることになったらしく、今は少し落ち着いているのかなぁと言うイメージです。
内科疾患を伴う鬱症状にはSSRI
SSRIは脳内のセロトニン(落ち着く物質)を増やそうぜって薬のあれですね。
旦那に出たのはジェイゾロフトでした。
たぶん先生の好みもあると思いますが、ちょっとパニック障害っぽい気配があったからかなと。
完全に個人的な話ですが、旦那含めて身内が飲んでいるのを見たことがあると言う点で、
ルボックスとジェイゾロフトだけ個人的な感想を。
デプロメール ルボックス (フルボキサミン)
商品名(成分名)で書いてあります。
ジェネリックだと成分名書いてあることが多いので。
適応
うつ、強迫神経障害、社会不安障害
特徴
薬物相互作用多め(他の薬との相性が難しい)。
CYP1A2、2C19を強く阻害。
ジェイゾロフト
医師は、
「飲みながら仕事に復帰しやすい薬。
副作用もすくなめ。
相互作用も精神系だけ」
とのことでした。
適応
うつ、パニック障害
特徴
効いてる時間が長く、1日1回でいいので様々楽。
禁忌
ピモジド、セレギリン。
どっちも抗精神系。
ルボックスとちがって、出会う頻度の低い薬剤なのでリスク低め。
個人的な感想
胃がムカムカする、少し吐き気があると言っていたのが大体1週間位でした。
体のなかの薬の濃度が安定するのが大体4日位かかるので、濃度安定してから数日、って感じなのかなと夜毎背中を撫でること暫し。
そもそも内科から始まったうちの旦那は、吐き気止めをいただいていたのでそこまで困りませんでした。