己でない生き物の話。
悪口が好きでない。
批評も、好きでない。
悪口と批評の境目がわからない。
悪口と批評と愚痴との境目が、私にはわからない。
多分、ひとのイライラに振り回されるタイプだ。
振り回されたり、引きずられたりしてしまう。
引きずられると悲惨だ。
死にたい人のとなりにいると死にたくなる。
社内で転職したいひとの話を聞いていると、転職したくなる。
夫にイライラしているひとの話を聞くと、いつも目をつぶっているいろいろが急に気になり出す。
結果そのイライラを夫に伝染させてしまう。もともと後ろ向き傾向のある夫はダイレクトに引きずられる。ホントに悲惨だ。
前向きな人に引きずられると、その時は楽しい。
派遣がしたくなって、いくつか登録をした。
新しい勉強の講座に申し込んだりした。
全然違う世界が知りたくて、肉体労働をしてみた。
そうして、己の分不相応を知って絶望したりもした。
己できちんと考えたことではないことをすると、全然バランスがとれない。
勢いに任せて走り出す傾向のある私は、予想外のところで転んでボロボロになりがちだ。
逃げられる関係性なら、逃げてしまうのがいいんだろうとわかっている。
逃げにくい関係ってのは大体、仕事か家族だ。
つまり現状はまだ、逃げられてない。
揺るがない己が欲しくて、自己啓発本を必死に読んだりもした。
染み付いてこびりついた己は、なかなか落とせない。
プロシオンとインク。
結局プロシオンを買ってしまった。
1番手前がプロシオン。
いまのところ非常に滑らかで、取っ掛かりもなく、細いのに詰まらず、文字が下手なわたしでも字を書くのが好きになりそうな書き心地。
で、さりげなく一緒にいれたのか、幼馴染みが世界一周旅行の土産にくれたやつ。
ドイツメーカー、onlineの万年筆。
私は青とか緑が好きなので、インクはブルーブラックばかりだ。
昔載せたストーリアシリーズは勿論気に入っているし、今回の写真のやつはプラチナの超微粒子顔料のやつである。
何より速乾性で裏写りが少ない、超微粒子顔料ばっかり使っている。
瓶の美しさも勿論大切だけれども、結局実用性重視だ。とにかくにじんだり、手にベッタリつくのは勘弁願いたい。
ほんとはセーラーのインクなら、名前の可愛いものがたーくさんあるのだけれども、滲むのが怖くててが出せない。
少ない時間でがりがりかいて、すぐにパタンと閉じてしまいたいのだ。
ものを書くことを続けたいなら、ものを書くことのハードルを低くするしかない。らしい。
ノートを開くだけでもハードルは上がるらしい。
できるだけハードルを下げるには、インクの種類が片寄るのも仕方のないことだ。
短気なわけではない。けして。………多分。
ベタの病気のはなし。
ある日突然、ベタのお腹が腫れた。
明らかにお腹がぱんぱんになっている。
こんなになっているが、やつはいたって元気そうにご飯を食べ、糞をし、泡巣を作り、ふんわりと佇んでいた。
少なくともなにがしかの病に違いないと思い、ネットで検索したり、知恵袋で相談したりした。
熱帯魚は病院に行くという選択肢がない。
だから、なにが正しいのかが本当のところわからない。
ベタは個体差も性格差もある。知恵袋では専門家がコメントをくれるとは限らないし。
結局エロモナス感染症による腹水を疑って、
初めにエルバージュエースで1週間くらい薬浴をし、
全然なおらなかったので塩浴を1週間挟み、
グリーンFゴールド顆粒で1週間薬浴をした。
それでも治らなかった。
とりあえずまた1週間ほど塩浴をした。
このときにはすでに、大部弱っていた。ヒカリベタを食べなくなっていた。
最終的に、10日くらい絶食の後、餌をネオプロスに変えて、水槽内にサテライトを設置したら徐々に回復。
1ヶ月ほどかけて、徐々に回復していった。
今考えると、やつは「こじらせた便秘」だったのではないかという気がしている。
糞はしていたが、ちょっと細かったような気がする。
その上、エロモナスにしては泡巣バリバリ、元気に嫁を待っていた。
ヒカリベタは固いし、ネオプロスと比べるとひと粒の量が多い。
ベタは餌の量が少な目の方が長生きするという原則がある。
それからは餌を絞り、環境を変え、結局そこから1年以上生きてくれた。
もしもこんどがあったなら、はじめから間違えないように、本気で気を付けたい。
プロシオンがめっちゃ欲しい件
ぐおおおお。
2019年文房具大賞をとってからずっと目をつけている万年筆なのだが。
めっちゃ欲しいのだが!
我が家は小遣いは様々含めて月2万円でありまして。
すなわち。
ぐぬぬ、、、
とか悩んでいる間に1400円くらい値下がりしていらっしゃる。
もう少し待ったらもっと下がるのかしら、そんな事している間に売り切れたり廃盤になるかしら。
とか悶々としているのであります。
鉄製なのに金のペン先のような滑らかすぎる書き心地なんだって。
インク壺からめっちゃ吸い上げやすい構造なんだって!!
しかもインクの蒸発を極限まで押さえてるんだって!!
物欲が脳内でタップダンスしていらっしゃる。
コリドラス孵化の備忘録。
2018年12月。
当時うちには赤コリが2匹とステルバイが1匹しかいなかった。
つまり、親はこいつらで決まりである。
はじめてのことだった。
なのでどうしたらいいのか慌ててググりつつ、とりあえず茶漉しに隔離した。
この段階では卵は40個弱くらいだったとおもう。
黒い卵は有精卵、透明なのは無精卵。
あんまりくっついてしまうとカビてしまって孵らないらしい。
孵化についてはかなりいろいろな説があった。
曰く。
- 初めは本水槽から隔離し、塩素は抜かない水にいれてカビを防ぐ説
- 本水槽で、網や茶漉しにいれ、発泡スチロールで浮かべる説
- バクテリアが充実しすぎていると卵が柔らかくなりすぎるのでよくない?説
などなど。
私は1と2の中間で、初めは塩素入りの水を別の水槽に用意し、茶漉しに隔離した。
3日~7日後ぐらい、無事に孵った。
茶漉しからサテライトに移した。
でも横のスリットから逃げてってしまったので、慌てて排水溝に被せるストッキングでスリットを埋めた。
卵を被った状態から、
無事に離脱できてドヤ顔である。
このときほど、顕微鏡モード搭載のカメラを買っておいてよかったと思ったことはない。
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これ結構前のだけど、かなり便利。
ここから無事に2㎝くらいまで成長できたのは25匹。
14匹は、
まずヨークサックがなくなる頃にちゃんとご飯を食べられなくて亡くなった子達が、4匹くらい。
のこりは、環境の劣化や変化に耐えられなくて、多分病気になって亡くなったのだと思う。
ちびコリを見ていて思ったのは、
ご飯を上手に食べる子と、
そうじゃない子では、
成長がぜんっぜんちがう。
最終的には親子くらいの差が出来た。
ちょっと分かりにくいけれど、生まれて1週間くらい。
お腹ポンポンになるくらい餌を詰め込んでいるの子の方が、やっぱり育ちがいい。
もし私がフルタイムで働いていなければ、1日に5回くらいご飯をあげられればよかったかもしれない。
殆どの子が友人に引き取られていき、今私の家には9匹のコリドラスがこりこりしている。
こんど卵が生まれたら、どうしようかな。
水槽に余裕は、あんまりない。
賃貸の辛いところだ。
低gi生活1:前書き
2019年2月、不妊治療の一貫として、低gi生活をすることになった。
多嚢胞性卵巣症候群(以下PCOS)の患者は、血中の糖分をコントロールすると、症状が改善することが報告されている。
なので肥満などの度合いによっては、糖尿病の薬を飲んだりもする。
私はこの時、自分としてはデブと小デブの境目くらいで、デブにちょっと片足突っ込んでいた。
医師が診断に使う基準である、BMIとか肥満度とか血糖値なんかからみるとそこまでではなかったらしい。が、そんな事関係なく。
自分人生から見たときに、どれくらい体が動きやすいかとか、風邪を引きやすいかとか、細かい部位の肉の感じとか、そういう基準のもと判断して、デブだった。
デブになった原因には様々な正当な理由やら言い訳やらがしこたまあるのだが、その辺は割愛させていただく。
しかし私はここで決めた。
一応痩せるためではない。
長い人生で1度もまともだったことがない己のホルモンバランスと、ここで漸く1度向き合ってみようと。
頑張って無理だったらその時は諦めようと。
半ば諦めるための材料を探すような気分で、決めたのである。
以下わたし個人のデブ基準。
もちろん数値上の決まりはある。
でも結局デブかどうかは、自分の経験と人生と、素直な心が決めるのだ。
ちなみに今まで私は、真面目にダイエットをしたことは1度もない。口だけのダイエットはさんざんあったけど!
また、遺伝子検査でタンパク質合成能が低い、所謂筋肉がつきにくい事がわかっている。
- やせ
テンションは上がるが風邪を引きやすくなる。
足関節すぐ痛める。尻いたくなる。
すぐ疲れる。
- 普通
風邪を引く頻度が減る。
声が出やすくなる。
- 小デブ
この辺が1番風邪は引きにくい。
長時間立ち仕事すると腰が痛む。膝は平気。
二の腕の「振り袖部分」がフリフリし始める。
- デブ
腰だけでなく膝にも負担。
風邪引きやすくなる。
背中に肉がつき始める。
私はどの段階でも太ももが細くならない。
母、姉、私3者とも、大根よりも立派な大根足に定評がある。もうこの辺は諦め気味。
また、微かな二重顎も無くならない。
「小顔になる筋トレ」をした結果、エラと首が発達して終わった。むしろ悪化して悲しかった。
人には向き不向き、分相応不相当があるのだ。
ベタ3:試行錯誤とあれこれ。
ペットショップで管理方法を聞いてきて、まるっとそのまま実践していた結果、べたっちょが体調を著しく崩した。
薬浴も薬餌も試したが、効果なし。
2018年5月には、息を吸うのも必死な様子まで弱り、もう無理かなと思って、遺影代わりのガラス細工を買ってきたりしたくらい。
しかしいろいろ手を尽くした結果、急にV字回復。
もりもり泡巣を作る(繁殖行動のひとつ)までに回復した。何が決定打だったかのは、ぶっちゃけわからない。
とりあえず結局どれだけ環境を変えたかを記録しようと思う。
- 水槽
- フィルター
- ヒーター
- 餌
- 管理
1.水槽
初めは15㎝キューブ、水量は2リットル程度
水量が少ないって、温度管理もしにくいし水も汚れやすい。水変えも頻回必要。大変。
アンモニア濃度がなかなか下がらず、水量を増やそうと決意。
↓
10リットルくらいの水槽に。
たしかこれを買ってきた。
セットの中身は後にコリドラスをお迎えしたときに利用。ベタには水槽だけ使った。
すぐに糞を回収したいので、糞が目立つようにベアタンク(砂とかを敷かない)状態。
フィルターは後に記載するが、砂がない分のバクテリアの住みかを補おうと思い、スポンジフィルター。
これで暫くはよかったが、再度体調を崩した後、息が吸いやすいよう、上の方にサテライトを取り付けた。
水槽の中に小さい水槽をつける感じ。
このニチドウのアクアボックス・プラスはベタっちょの救世主だった。
- 横のスリットが絶妙に狭めで、水流を嫌がるベタを守りながら、普通にフィルターを回せる。
- 水面の高さの調節が吸盤なので簡単にできる。フロート系と違って、体調に合わせて動かせるのがよい。
- 作りが単純でお掃除が楽。
- 水面が下がってもサテライト内の水が無くならないような高さに、調節されてスリットが入っている。
最終的にはサテライトを2つ買って、ベタっちょをダイレクトに移し変えて掃除ができたのが楽だった。網とか使うより傷付きにくかったとおもうし。
さらにサテライトによって糞回収問題が解決したため、底面にソイルをいれて、ベタの好きな弱酸性を保とうと試みた。
最終的に、水槽は10リットル&サテライト&ドクターソイルで落ち着いた。
2.フィルター
初めは無し。
アンモニアが高いのに悩んでいた15㎝水槽の時、無理矢理小さいスポンジフィルターをいれたりした。
スポンジフィルターはバクテリアをスポンジで育てて、アンモニアを分解してもらうのが主な特長のフィルター。
しかし……
このサイズの小さいスポンジフィルターでも、15㎝水槽では水流問題を解決しきれなくて、断念。
結局水槽を大きくし、スポンジも大きいフィルターを探した。
使ったのが、このスポンジフィルター。
これいろんなブログで紹介されてる結構人気のフィルターだったのだけど、なんだかベタっちょには合わなかったらしい。
アンモニアは下がったのだが、お腹が膨れてきてしまった。
結局薬浴することになり、スポンジフィルター自体を断念。
で、結局落ち着いたのが、サテライトに隔離しつつがんがん投げ込みフィルターを回すことだった。
10リットルにベタ1匹ならSサイズで十分。
かのコスパ最強選手、ろ過ボーイである。
活性炭での吸着、スポンジマットでのバクテリア育成、砂利による物理ろ過、ポンプを使ってエアストーン風の酸素供給ができる。
ポンプは静かで有名な、水心を使用。
これなんの根拠もないしただの個体差かもしれないけれど、ベタっちょはエアをいれたときの方が元気だったと思う。
水深もかなり浅めのほうが好きな件といい、この件といい、空気を吸うのが苦手なベタだったのかもしれない。
3.ヒーター
初めは水量小さめ用の奴だった。
10リットル水量対応にしたのと、
さらに病気によって温度が高い方がよかったり低い方がよかったりすると知り、最終的には温度固定型をやめて、温度を選べるやつにかえた。
これがまぁ使いやすくて。
温度調節部分とヒーター部分が別々の商品が多い中、やっぱり一体型は使い勝手がよい。
薬浴の時用も合わせて2つ買った。
4.餌
初めはヒカリベタを、朝夕3粒づつあげていた。
でもベタっちょはすんごい便秘する子で、お腹がパンパンになったのを期に、固い餌では消化が辛いのかなと考え、やめることにした。
これは薄平べったく細かいフレークで、柔らかく消化しやすそう。
これを朝1回だけ、小指の爪の半分くらいのサイズあげるのが、ベタっちょにはベストだった。
ベタ全般あんまり餌が多いのは良くないらしい。
ベタっちょの場合、表示の4分の1以下。
途中全く餌を食べなくなっていたベタっちょ。
ダメ元でピンセットでネオプロスを口元に持っていってやると、がぶっと食べた。泣いた。
5.管理
初めは毎日水槽3分の1の水を変えていた。
カルキ抜きはエーハイム。
水槽を大きくして、バクテリアが落ち着いてからは、週1回で良くなった。
あんまり水を変えすぎてもベタっちょは怒る。ぷんぷんゆらゆらする。
2ヶ月に1回くらい、水槽の壁面をスポンジで洗い、ろ過ボーイの中身を変え、ソイルを少しだけゆすぐ。
フレアリングは、3日に1回か、週1回位にした。
ベタっちょはほんとにフレアリングが苦手なやつで、鏡を置いても見て見ぬふりをしたりするのだ。
見えないのかと思ってライトで照らしてみても、少しだけフレアリングしたあと、すいーっと目を背けてしまう。
もうこれは個体差と諦めた。
ベタっちょが元気ならば、それでよいのである。
まとめ。
初めがこれで、
こうなって、
最後がこう。
横にちらっとコリドラス水槽が見えている。
そして元気にたのしく生きたベタっちょは、2019年8月10日、多分老衰で静かに星になった。
鱗艶が悪くなり、寝ている時間が増えても尚、亡くなる2日前までもりもり餌を食べ、毎日糞をして、時たま思い出したようにちょこっとフレアリングをして、こそっと泡巣を作っていた。
私がはじめて自分で飼ったペットであるベタっちょ。
漸く心の整理がついてきた。
1年9ヶ月弱の間、ほぼ毎日私を癒してくれてありがとうと言いたい。
さんざん悩んだ末、どうしても火葬にできなかったので、サボテンの根本に埋葬した。
なのでいまベタっちょは、元気にチクチクしている。